第二回目の今回はGoogle App Engineについて。Googleが提供するPaaS型のサービスです。
大まかな条件(仕様?)
- OS管理権限はなく、アプリケーションサーバやデータストアを利用する権限のみが与えられる。
- 開発言語はJava、Pythonに限定される。
- 一定規模までは無料。一定規模を超えると従量課金。(CPUの利用時間が1時間につき約10円、データ格納量が1Gバイト/1ヶ月につき約15円、など。)
- RDBは使えない(Googleが提供するBigTableというストレージシステムを使う)。
- ファイルシステムへの書き込み、ソケットの生成、スレッド生成は不可。
- 環境構築やメンテナンスの手間を一切かけることなくアプリケーションの開発のみに注力できる。
- スタートアップのアプリケーションや、将来の負荷を予測できないアプリケーションなどの運用に適している。
- 上記のような制限があるため、ベンダーロックインされる。
と、概要はこんな感じ。
単純なサンプルを動かすだけなら、Googleアカウントさえあれば、即時利用できます。実際にJava+Eclipseで試してみたが、クラウド環境へのデプロイ、実行まで簡単に確認できた。(むしろ、Eclipseの開発環境の準備のほうが手間がかかった。)
これを使ってどういうサービスを提供できるか、どういうサービスに適しているかはまだまだ調査と検討が必要だが、とりあえず無料で色々試せるので、クラウド入門としてはうってつけな感じ。
引き続き調査しつつも、Force.comやWindows AzureあたりのPaaSとの比較もしてみたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿